2020年3月18日 / 最終更新日時 : 2020年5月2日 Hiroshi Masuda 第1部 原始無生物環境における化学進化 32.短鎖ペプチド複合体形成について振り返る 原始前生物環境の初期の頃は、このような「疑似複製」やそれに類するものに依存すればよかったが、次第に短鎖ペプチド複合体の構造・機能分化による多様化が進み、固有の複合体を模してつくらなければならないという、複製の必要性が生じたことも考えられる。私は、原始前生物環境の短鎖ペプチド複合体は二段階で形成されたと考えている。 第一段階 第一段階は、短鎖ペプチドの原始前生物環境での自然生成である。現在の研究で... 続きを読むにほんブログ村