• ペプチドの段階的合成説 : アミノ酸類が加熱重縮合してアミノ酸数の少ない短鎖のペプチドが合成され、中核となるペプチドの周りに他のペプチドが次々と段階的に会合して、タンパク質の原型となる巨大な複合体が形成され、それが分子進化して原始タンパク質になったという考え方
  • 擬態思想 : 短鎖ペプチドに本性として備わる、自律的に自分のかたちや化学的性質を変えながら対象物質に適応し、最も高い結合特異性で一本化する戦略をとるという稀有な能力
  • 断片化思想 : 容易に多様化を推進化するために、一つのものを分断して、その断片をいろんな組み合わせで再構築して多様化を図ること
  • 短鎖ペプチド構成体 : 短鎖ペプチドやその複合体が、物質と衝突を繰り返す中で、結合力が強い側鎖を持つアミノ酸を含むペプチドを淘汰しながら、もっとも安定な複合体を形成したもの。
  • 短鎖ペプチド複合体 : 固有の立体構造を構築できる最低限の種類
  • 個別短鎖ペプチド複合体獲得装置:現在のリボソームの役割を担う、多数の短鎖ペプチドの中から選抜されたものによって構成される個別の短鎖ペプチド複合体で、多数の個別の短鎖ペプチド複合体の創生情報を共有する厖大な記憶装置
  • 鋳型的多短鎖ペプチド複合体 : 現存の「他酵素複合体系鋳型」の原型と想定する、短鎖ペプチドの複製における過程で、ペプチド認識部位から構成隊ペプチド部分が遊離した後の“空になった溝”
  • 始原袋 : 原始前生物環境で、開放系環境との橋渡しの役割を担う細胞の原型となる袋
  • 個別新規RNA獲得装置 : 原始細胞内でに取り込まれた「個別短鎖ペプチド複合体獲得装置」が創生した、短鎖RNAが運んできた情報を情報ともとに、一本鎖の原始タンパク質に連結させる装置で、既存のmRNAの原型となる。